【初心者必見!】転職活動の事前準備!「自己分析」とは

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こんにちは、ニコびずちゃんねるのニコです!

今回は、「転職活動の事前準備!「自己分析」とは」ということについて、お伝えしようと思います。
転職をしようと思ったら、みなさん最初に何から始めますか?おそらく、自分の興味のある業界や職種、年収の高い企業などの求人ページやHPを閲覧しまくるんじゃないでしょうか?(私も最初はそうでした。というかそれが一番楽しい)
それ自体悪いことではないのですが、そのままの勢いで実際に応募して玉砕、なんて失敗が転職者の界隈では往々にしてあります。
興味があるところに応募する。それが本質であると言ってしまえばそうなんですが、何も準備せず希望的観測だけで上手くいくほど、転職って簡単じゃないんですよね。たぶん、転職活動をしたことがある人の多くが感じたことがあると思いますが。
転職を成功させるためには、応募する前に絶対にやっておくべきステップがあります。

それが自己分析です。

この自己分析……言葉としては当たり前過ぎていて誰もが知っていると思うのですが、実は意外とや難しいと思ってる方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
今回は転職活動の事前ステップとなる、自分を深く知るための「自己分析」についてご紹介していきます。

そもそも自己分析とは

転職活動における自己分析とは、自分の強みや弱み、価値観を明確にすることで、客観的に己の現在地を把握し、目標とのギャップを確認する行為です。
転職活動では、この自己分析が非常に重要な役割を果たします。なんだったらこれが満足度の高い転職を成功させるカギとも言えます。
なぜなら、自己分析をすることで……

– 自分に合った職種や業界を見つけやすくなる
– 応募企業に自分の魅力や志望動機を、自信を持って伝えることができる
– 面接や履歴書、職務経歴書に説得力を持たせやすくなる

というようなメリットがあるからです。
じゃあ自己分析ってどうやればいいの? ということを、これから解説していきます。

自分の経歴やスキルを整理する

まず初めに、自分の経歴を書き出してみましょう。できるだけ、細かく。これまでの経験してきた企業、職種、業務内容、役職、同僚やチームの人数、売上、実績数値、取組、成功談、失敗談……
自分がこれまでに経験してきた仕事をよーく振り返ってみましょう。
仕事をしてきて、何も書くことがないっていう人はいないと思います。年表のように時系列にしてアウトプットしてみるといいでしょう。後々履歴書や職務経歴書を書くのに役立ちます

次に、自分が持っているスキルをリストアップしましょう。持っている資格や免許はもちろん、自信を持って得意だと言えるようなスキルなどですね。例えば、英語やパソコン操作、コミュニケーション能力などがスキルにあたります。スキルをリストアップする際の留意点を以下にまとめます。

– できるだけ細分化して書く
「英語」ではなく、「英語検定2級」や「ビジネス英会話レベル3」など。

– レベルや実績を示す
「パソコン操作」ではなく、「MOS(Microsoft Office)を使った資料作成」や「ExcelでVLOOKUPやピボットテーブルを日常的に使用」「VBAでデータ集計を効率化」など。

– 自己評価ではなく、客観的な他者評価で示す
「コミュニケーション能力」ではなく、「お客様からの感謝状や評価表」や「同僚や上司からの360度評価」など。

そして先ほど書き出した経歴と統合し、あなたというキャラクターのステータスとしてまとめてみてください。この段階で大切なのは「客観的に」自分の経歴とスキルをまとめることです。 案外、自分でも気づいていなかった自分の長所・短所が見えてくるかもしれません。

自分の価値観や目標を明確にする

上記のステップで、自分を客観的な視点でまとめていただいたかと思います。次にやることは、自分の主観的な部分をあえて言葉や文字にしてみる、ということです。つまりは価値観や目標です。
自分の価値観や目標を明確にすることで、自分がどんな仕事にやりがいを感じるのか、どんな職場環境に適応できるのか、どんなキャリアプランを描きたいのかなど、人生ベースで自分に合った職種や業界を探す際の基準ができます。また、面接や履歴書などで自分をアピールする際にも、自信と説得力を持って自分の魅力を伝えることができます。
では、この価値観や目標を明確にするにはどうすればいいのでしょうか。ここで紹介するひとつの例として、「仕事」と「人生」のふたつに分けて、これまでの仕事経験の中で自分が感じたことを書き出し、それらを統合することです。

■仕事
– これまでの仕事の中で、何に喜びや満足感、充実感を覚えたか
– 何について興味や関心を持ったか、知ることが楽しいと思えたか
– 何について苦労や不満を感じたか

■人生
– どんな生活を送っていることに幸福を感じたか、あるいは憧れを感じていたか
– どんな関係性の人と過ごしている時間が有意義、楽しいと思えたか
– 後悔してしまったことはどんなことだったか

どうでしょうか、書き出せましたか?
最後に書き出したふたつの内容を統合し、自分の言葉でいいので端的に説明できるくらいまでにまとめてみましょう。そうして出てきた答えが、あなたの望む価値観と目標の指針です。その答えを基準にして、職種や業界を探してみるといいでしょう。

ただひとつだけ、心に留めておいてもらいたいのは、こうした価値観や目標は流動的なものだということです。時代や環境の変化、自身の経験によって、興味や価値を感じるものも変わっていくことが往々にしてあります。 ですので、自分の価値観や目標は機会がある都度、見直すことをオススメします。

自分の強み・弱みを分析する

ここで自分の強み・弱みについて、もう少し深堀りしてみましょう。ここまで自己分析を進めてきたあなたなら、もうすでにある程度輪郭が見えてきているのではないでしょうか。ここでの分析では客観的+俯瞰的に分析することが大切です。そうすることでより説得力のある自己アピールや、より有利なフィールドの選択判断力に効果を発揮します。
どうすれば俯瞰的に自分を見つめられるか。明確に分析する方法をひとつご紹介します。

-実は便利なSWOT分析

SWOT分析というツールをご存じでしょうか?
これは主に企業が自社と周囲の環境を俯瞰的・客観的に比較し、差別化戦略を打ち出すための分析フレームワークです。

SWOT分析とは、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の頭文字をとったもので、自社の状況を4つの要素に分けて考える方法です。企業に当てはめて使うことが一般的ですが、これは個人に対して使うこともできます。具体的には、それぞれの項目に対して以下のように自分に質問していきます。

– Strengths(強み):自分が得意なこと、自信があること、他人から認められることは何か?
– Weaknesses(弱み):自分が苦手なこと、不安に感じること、改善したいことは何か?
– Opportunities(機会):自分が活かせる環境や条件、チャンスや可能性は何か?
– Threats(脅威):自分が直面する問題や障害、リスクや制約は何か?

もし答えを出すのが難しい、主観的に寄りすぎてしまうと感じたら、信頼できる知人にフィードバックをもらうことが非常に有効です。できるだけ忌憚のない意見を言ってくれる方がいいでしょう。自分では気付かない特徴を知ることができます。
SWOT分析は、誰でも紙とペンがあれば簡単に行えるツールです。ぜひ試してみてください。

自分に合った職種や業界を探す

ここまでお疲れ様でした。
自分がどういう経験をしてきて、何が得意で何をしたいのか。これまでの自己分析で、かなり明確なものになったのではないでしょうか。その分析した結果をもって、最後に自分に合うと思える、本当にやりたい職種や業界を探しましょう。

今の時代インターネットや書籍、セミナーなどで様々な職種や業界の情報を収集できます。
SNSなどを活用し、実際にその職種や業界で働いている人に話を聞くことも非常に有効です。仕事の内容や環境、メリットやデメリットなどを聞くことで、より正確に自分の目標に近い企業を選ぶことができるでしょう。
また、転職エージェントを利用するのもおススメです。ここまで自分を明確にできたのなら、エージェントに自信を持って説明できますし、エージェントもより自分の条件に合致した求人を提示してくれるでしょう。

そもそも世の中にはどんな仕事があって、どんな仕事が人気なのか、ということを趣旨にした記事をこちらで紹介させていただいております。よろしければ参考にしてみてください。

まとめ

以上、「転職活動の事前準備!「自己分析」とは」について解説しました。いかがでしたでしょうか。

転職活動を始める前に自己分析は必須です。ですが、この自己分析をしないまま転職活動を始めてしまい、結局玉砕ばかりで転職ができないという人が非常に多くいます。
逆を言えば、ここをしっかりと押さえておけば、他の転職活動者よりも的確に自分をアピールすることができ、倍率の高い競争にも勝つことができます。

そう、忘れがちですが転職は他の転職者との競争なんです。
企業の面接官を倒すべき相手、と思っている方がたまにいますが、それは見当違いな話です。見つめるべきは自分自身であり、勝つべき相手は同じ土俵にいる他の転職者たちです。そのための武器を磨くための自己分析です。
転職を成功させるためにも、自己分析はしっかりと行いましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、ニコでした!

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